折角楽しみにしていた日帰り旅行がつまらない・・・
モラ夫が出向で愛知県に居た時、月に2回ほど週末を挟んで通っていた。
その当時は、愛地球博が開催されていた。
が、
「あんな混んでるとこに行ってもしょうがない。人を見にいくようなものだ。」
と行かないというモラ夫。
愛知県周辺には他にも観光スポットがたくさんある。
イタリア村、ずっと行きたいって言ってたのにモラ夫が他の女性と行った。
ちょっと足を延ばして伊勢とか・・・
ちっとも出掛けることがない。
そんなある日、モラ夫が瀬戸市で開催される『せともの祭』のパンフレットを
持ってきた。
「明後日、ここ行こう。」
「え?ホントに?行く!」
「俺、焼き物とか好きなんだよね。」
「へぇ~~。」
二人で各々パンフレットを見ながら、ここ行きたいとかこっちがいいとか
窯元など行きたい所をピックアップした。
そして、いざ、当日。
ちょっと早めに起きて、朝食(私だけ、モラ夫はコーヒーのみ)の支度を
するが、モラ夫、起きて来ない。
やっと起きてきて、エロエロサイトを見ながらコーヒーを飲む。
え?こんな日もエロエロですか?
今日くらいは見ないでサッサと出掛ける準備すればいいのに・・・
私は朝食を食べて片付けや洗濯を手早く済まし支度を始めるが、モラ夫は
まだ座ったままエロエロサイトを見ている。
そういえば、何時に家を出るとか聞いてなかったな~
「ねぇ、何時に行くの?」
「ええ?ああ、支度終わったらすぐ行くよ。」
いやいやいや、だから何時かって聞いてるんですけど。
やっと立ち上がりシャワーを浴び支度を始めるモラ夫。
そして、出掛ける時になって
「ね、あれ、あれどこだっけ?」
「あれって何。」
と聞くが、私の質問は無視して一人でゴソゴソ始めたモラ夫。
やっと携帯灰皿と道路地図を探し出して、
「これ、あんたのバッグに入れといて。」
「あ、はい・・・」
やっと出発。
お昼時になり、ご飯でも食べようかとなった
「もうお昼なのに、まだこんな所だよ。遅くなっちゃったじゃん。」
「え?」
「もうすぐ、着く予定だったのに。」
え?
何か、私が悪いように聞こえるんですけど、気のせい?
「もっと早く出るはずだったのに・・・」
え?
エロエロを見ていて、支度が遅くなったのは誰?
『せともの祭』の開催地に到着。
いろいろな窯元などを見て回りパンフレットの地図を頼りに移動。
ところがモラ夫、パンフレットを見ながら、あっちにウロウロ、
こっちにウロウロして同じところを何度も通ったり。
「どこ探してるの?」
と聞いても返事はなく、パンフレットを片手にウロウロ。
その後を金魚のフンのようにプラプラ付いて回る。
二人で相談しながら目的地を探しているカップルもいるのに
モラ夫は一人でブツブツ言いながら探してるだけ。
あ~、つまらん。
店先のベンチに腰掛けてモラ夫を遠目に眺める。
二人で相談しながらっていうのも、楽しいと思うんだけどね~
っとボケーっとしていると
「あんた、そんなとこで何してんの?俺が一生懸命探してるのに。」
あ?
だから、どこ探してるのって聞いたじゃん。
「で、見つかったの?」
「見つからん。」
「ふ~ん、残念だね。」
パンフレットを見ると、下の方に
「期間中、出店しているshopが入れ替わることがございます。」
替わっちゃったんじゃん。
良く見てよ。
駐車場近くにはお土産物屋さんまで来ると、
「なんか買っていけば?」
「うん、そうだね。何がいい?」
「なんでもいい。」
うわ~、出た。なんでもいい。
すっごく困るんだけど・・・。
アレコレ悩んでいると
「まだ決まらないの?」
と面倒くさそうに言う。
「これにする?」と聞けば
「う~ん・・・」と乗らない返事。
ついに
「早くしなよ。どれでもいいじゃん。」
「・・・」
えー、そういう言い方する?
もう、モラ夫が気に入らなくてもいいや。
と、お皿を選んだ。
帰りの車の中は不穏な空気が流れる。
お皿は気に入らなかったらしい。
はーーーっ
とため息をつくモラ夫。
「遅くなっちゃったじゃん。もっと早く帰りたかったのに。」
「・・・」
え?
また、私のせい?
ああ、そうですか。すいませんね。
あーあ、折角の日帰り旅行だったのに、つまんない。
一緒に探したり、、一緒に選んだりなんてことは全然ない。
ちょいちょい、怒って文句を言われるし、楽しみにしていたのに。
こんなんでモラ夫は楽しかったのだろうか。
家に着くと
「やっぱさー、お皿はあの奥にあった、いつも使ってるのより
一回り大きいヤツ、あれ良かったよね。形もいいし、色もいい。」
はいはい。
じゃあ、どれにする?って聞いたときに言えばいいじゃん。
後からグチグチ。
あー、イヤだ。
どうにかならんかね、その性格!
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