パチンコ大好きのモラ夫。
モラ夫、出向先でもパチンコ屋さんに行く。
あまり乗り気がしない私を無理矢理連れて・・・
開始早々、モラ夫が大当たり!
が
連チャン終了と共にその台も終了したようで、その後全く当たらなくなり
リーチさえも掛からなくなった。
モラ夫が不機嫌になり始めた頃、やっと私の台が当たり始め、
それから私の台の連チャンが止まらない。
ヤバイ・・・
チラッとモラ夫の顔を見る。
さっきまで私の台を見て
「お、いいね~。」
と言っていたのが、今は・・・
どこぞの組の方ですか?
的に眉間に皺を寄せて台を睨み付け
斜に構えてタバコを吸い、そこだけ異空間かのように誰も寄せ付けない
雰囲気を醸し出している。
私の台は当たりが止まらない、大爆発だ。
どうしよう・・・
お願い神様、私のは出なくていいからモラ夫の台を出してください。
と願うが、その願いも虚しく大当たりが続く。
ヤバイよ~ヤバイよ~。
怒るよ~~絶対!
静かなモラ夫の台。
やっとリーチになり、台についているボタンを押す場面では壊れるんじゃないかと
いうくらいガンッと握りこぶしで強く押し(叩き)、タバコの灰は灰皿ではなく
玉の受け皿に落として、足を組み直すフリをして台を蹴る。
(マナー悪い・・・)
あ~あ、怒っちゃった。
どうしよう・・・
モラ夫は大当たりで出た玉全てを突っ込み、手持ちのお金をどんどん使い始めた。
あ、ヤバいパターンです。
こうなるともう、誰もモラ夫を止められません。
置き去りにするモラ夫
ふと見るとモラ夫が居ない。
お金を使い果たし忽然と姿を消したモラ夫。
ええーーー?
ちょっと~~どこ行ったの?おトイレ?
いくら待っても戻って来ない。
やっと私の台大当たりが終わり、店内を探すが見当たらない。
ま・さ・か!!
車の中にいるのかと駐車場へ行く。
が、
車がない!!!
うそ~~~っ。
駐車場の中もグルグル探したが、やっぱり車がない。
マジ・・・置いていかれた?
ええ?
こんなところに置いて行かれても帰る道が分からない。
ただでさえ方向音痴なのに、こんな知らない土地に置いて行かれても・・・
帰れないじゃん( ノД`)シクシク…
半泣きでモラ夫に電話をするが出ない。
怒涛の電話攻撃。
とりあえず店内に入って精算などを済ませてから外に出て、
泣きながら再度電話を掛けると
「なに?」
出た。
「どこに居るの?さっきから探してるのに。」
「駐車場」
「さっき駐車場をグルグル探したけど居なかったじゃん。」
「居た。」
ってかさ、何その不愛想な言い方。
自分の台が出なかったからって私のせいじゃないし、なんで怒るの。
両方で出なかったら悲惨だよ。
全く、自分のことしか考えない。
やっと車を探し出して車に乗り込み、勝った分のお金を渡す。
「朝止めた時と場所違うじゃん。」
「・・・・」
「聞いてる?」
「うん・・・何泣いてんの?」
「は?勝手にどっか行くからでしょ。こんなとこから一人で帰れないわ!」
車を走らせながらモラ夫は
「この先に出向先の工場があるんだけど、暇だったからそこまで行って見て来た。」
「ふ~ん・・・」
黙って行くなや。
自分だけパチンコが出ないからといって、黙って帰ったり居なくなったりするのは
初めての事じゃないけど、こんな知らない土地でするなんて・・・
もう、信じらんない。
だから一緒にパチンコに行くのがイヤだったのに。
ホントに自分勝手な男。

無理矢理私を誘ったのになんなんだ!
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