【閲覧注意!】お米が黒っぽい!それってカビ?食べても大丈夫?

新米が出始めましたね。

先日まではお米が不足していて、スーパーでもお米の棚が空っぽ。

入荷しても「お一人様(一家庭)1袋」というスーパーも多かったのではないでしょうか。

この、米不足はなぜ?って思いますよね。

米不足の原因は
1.「去年の米が不作だった」
実は猛暑のため、去年お米は不作だったんです。今年は順調と言われていますが、去年の収穫量が少なかったことが今年影響しているんです。
2.外国人の消費が増えた
今年はたくさんの外国人旅行者が円安の日本にやってきました。日本食は大人気ですから、日本での消費も増えたと言われています。さらには米の輸出も増えています。
3.お米の在庫が少なかったところに備蓄需要
そもそも8月というのはお米の在庫が一年で最も少なくなる時期です。
お米は基本秋にとれるので当たり前ですよね。そんな時期に南海トラフの臨時情報をうけて備蓄をしたり、台風が近づいたので備蓄する人が増えたことも一因でした。4.米不足報道で不安になった
米が足りない、と報道がされるようになると「米が足りなくなるならその前に買っておこう」とさらに不足が進んだとも言われています。

こうした様々な要因が重なって、今年の夏、急に米不足が言われるようになったというわけです。

出典:【池上解説】米不足はなぜ起きた?コメ余りの時代に不足する意外な理由とは

 

早く新米が食べたいところですが、「まだ前に買ったお米がある」って人、多いですよね。

そのお米、「色が黒っぽいかも?」って思ったこと、ありませんか?

そんなお米、食べても大丈夫かなって悩んじゃいますよね。

お米が黒っぽく変色している原因や、食べることができるのかどうか、そしてその対策についてお話ししていきます。

 

 

お米に異変が!表面が黒っぽい

お米が黒く変色しているのはカビ?

我が家は米農家でしたが、両親が他界し稲作をやめてしまい、従兄弟に作ってもらっています。

お米を頼むと30キロ1袋づつ精米して持ってきてくれるのですが・・・

長い間保管していたお米が、なんだか黒っぽいんです。

お米が変色比較

日が経つにつれ黒さも増しているような・・・

黒っぽい米と新米(新之助)とでは、洗米したとぎ汁がこんなにも違うんです。古米と新米の洗米、とぎ汁

なんだか恐ろしい色してますよね。

洗米してしまえば、黒っぽさも取れて普通に見えますが、洗米したお米をみてみると、所々に黄色く変色しています。

また、お米自体にもカビが生えているものもありますね。

洗米後

 

炊いてみると、見た目はキレイな白ではなく、少し黄色っぽい感じがします。

炊き上がり比較

新米と比べてみると、明らかにちがいます。

そして何より、ご飯のいい匂いもせず、味も美味しくありません。

黒っぽい米を炊くと、べちゃべちゃしておじやのように柔らかくなります。

 

この、米の表面に付着している黒っぽいものは何なのか・・・?

お米が変色しているのはカビ?食べても大丈夫?

お米に付着しているのはカビ。食べても大丈夫?

お米は精米してから、1ヶ月くらいで食べきるのが理想です。

とはいっても、1ヶ月で食べきれず、長期間保存する場合もありますよね。

保管状況にもよりますが、長い期間保存していると、お米が黒っぽく変色していることが。

それって、カビなのか、食べても大丈夫なのか詳しく解説していきます。

 

お米の表面に付着している黒っぽいものはカビ

お米の表面に黒っぽいものが付着していたり、洗米の際に水が黒く濁っていると、カビが生えている可能性が高いです。

実は、カビが付いたお米を水で洗っても、表面のカビが落ちただけで、内部には菌糸が残っていることがあるんです。

これって、見た目だけではわからないから厄介ですよね。

さらに、カビには人間にとって危険なカビ毒を作り出すものも存在します。

このカビ毒、熱にも強くて、普通に炊飯しても分解されないので、カビの生えたお米は絶対に食べないようにしましょう。

 

お米が黄色っぽい、青っぽく変色している

お米の色が濃い黄色になったり(黄変米)、青っぽく変色しているのを見つけたら、それはカビが付いている可能性が高いです

黒カビが付いた時と同じように、そういうお米は食べない方がいいです。

「お米の色、なんか変だな」と思ったら、まずは見た目やにおい、さらにはサラサラと乾燥しているか、塊ができていないかをしっかり観察してみてください。

洗米をしているときに何か浮いてくることがあれば、それはカビや害虫が増えているサインかもしれません。

なので、やっぱりそういうお米は食べないのが基本です。

 

カビの生えたお米を食べてしまったら・・・

国産のお米に関して、カビが発生しても発ガン性の強い毒素を持つものは基本的に存在しないと言われています。

でも、もし食後に体調に異変を感じた場合は、すぐに病院に行くことをお勧めします。

実は、カビの生えたお米と一緒に保管していた他のお米も、目に見えないカビ菌や胞子が入り込んでいることがあるのです。

そういうお米は食べない方が賢明かもしれません。

また、カビが生えるということは、お米の保管状態が良くない証拠でもありますよね。

カビだけでなく、他にも傷んでいる可能性があるわけです。

もったいないと思うかもしれませんが、一度カビが生えてしまった場合は、食べずに保管していたお米をまるごと廃棄するのがベストです。

 

お米にカビが生える3つの条件とは

カビが生える3つの条件

カビの胞子って、実はどこにでも存在していると言われているんですよね。

空気中をふわふわ漂っているカビの胞子は、条件が整った場所にくっつくと、どんどん成長して目に見えるくらいの大きさのカビの集まりになってしまうんです。

お米についたカビが生育・増殖するための条件は3つ

  1. 温度
  2. 湿度
  3. お米の水分

以上の3つが深く関係しています。

 

温度

多くの方が「本当に厄介だなぁ」と思っているカビ。

特に成長しやすい温度は、一般的には20℃から30℃くらいなんですけど、実はカビの種類によっては、なんと0℃から10℃の寒いところや、60℃を超える高温でも元気に育つものもあるのです。

農林水産省の「米のカビ汚染防止のための管理ガイドライン」によると、お米などの穀類を保存したり乾燥させたりしているときに見かけるコウジカビの一種が、6℃から45℃(最適温度は32℃から33℃)で育つことができると説明しています。

また、12℃から40℃(最適温度は25℃から30℃)の範囲では、カビ毒として知られるアフラトキシンも作り出すといわれています。

さらに、国際的な評価機関では、アフラトキシンが強力な発がん性を持っていることから「アフラトキシンの摂取量はできる限り低く抑えるべき」と勧告しています。

 

湿度

湿度が低くて乾燥している環境って、カビの成長を防ぐのにとても役立ちます。

実は、湿度が65~70%を下回ると、カビが育ちにくくなるんです。

でも、逆に湿度が80%を超えると、カビが急激に増えてしまうことが多いのです。

 

お米の水分

お米って、実は出荷されるときには水分量が15%前後に乾燥されているんです。

でも、家庭で保管していると、表面に水分が付いてカビが生えてしまうことがあります。

 

温度と湿度をコントロールすることが重要ですよね。

 

お米にカビを生やさない保管方法5つ

お米の保管方法

お米って生鮮食品だから、できるだけ早く食べ切るのがベストです。

お米を適切に保管してカビを防ぐための方法は5つお伝えします。

  1. 野菜室や冷暗所で保管
  2. 濡れた手で保管中のお米を触らない
  3. 冷蔵庫で保管する場合は結露に注意する
  4. 密封できる容器に入れる
  5. 使い切れる量を購入する

 

野菜室や冷暗所で保管

カビの発生って、気温が20℃を超えると特に増えやすいんですよね。

特に、気温が高くなる季節には、冷蔵庫の野菜室(7〜10℃)での保存がベストって言われています。

でも、実は低温でも繁殖するカビもいるから注意が必要なんです。

 

もし冷蔵庫にスペースがない場合は、常温で風通しが良くて、温度が上がりにくい場所を選ぶと良いでしょう。

また、乾燥しすぎるとお米が割れちゃうこともあるから、直射日光が当たらない場所に置くのがおすすめです。

 

濡れた手で保管中のお米を触らない

水で濡れた手で米びつに手を突っ込んで計量しちゃうこと、ありますよね。

これ、実は避けた方がいいんです。

なぜなら、米びつの中のカビ菌に水分を与えることになって、カビが繁殖しやすくなっちゃうから。

だから、計量するときは必ず乾いた手と乾いた計量カップを使うようにしましょう。

 

冷蔵庫で保管する場合は結露に注意する

特に夏の時期って、室温と冷蔵庫の中で温度差ができやすいですよね。

冷蔵庫から取り出してしばらくすると、冷えた容器やお米の表面に結露がで きて、水分がついてしまうことがあるんです

そこで大事なのは、冷蔵庫から出したらすぐに計量して、即座に戻すこと!

これ、実はカビを発生させないために、かなり重要なんです。

また、冷蔵庫の中でも、温度が変わりやすい場所、例えば扉の近くや送風口の近くは避けた方がいいです。

冷蔵庫のドアは素早く開け閉めしましょう。

もし可能なら、あらかじめ1回分ずつ小分けにして保管しておくのもすごくおすすめです。

 

密封できる容器に入れる

お米の保存は、湿気を防げるように、チャック付きの保存袋やペットボトル、密閉できるお米の保存容器を使うのが効果的です。

お米の割れを引き起こす乾燥しすぎも防げますよ。

そして、容器のお米が減ってきたとき、つぎ足しするのは避けた方がいいでしょう。

容器をきれいに洗って、しっかり乾かしてから新しいお米を入れるようにするのがベストです。

 

使い切れる量を購入する

お米を買って、そのまま袋に入れたまま長期間保存するのは避けましょう。

お米って生鮮食品だから、放っておくとどんどん古くなってしまいます。

大量に買って、ちょっとずつ消費するのもいいかもしれませんが、実は1ヶ月くらいで食べきれる量を買う方がベターなんです。

 

特に梅雨の時期って、カビが発生しやすくなるから、冷蔵庫にしまっておいても安心しきるのは禁物。

ちゃんとした保管方法を心がけて、できるだけ早く使い切るようにしたいですよね。

お米の保管に▼

 

まとめ:お米はしっかり保管しよう

お米にカビが生えるのは、3つの条件が重なるときなんです。

カビが生えたお米にはカビ毒が含まれていることがあるので、見た目や匂い、触った感じがいつもと違うなと感じたら、思い切って捨てちゃった方が無難です。

カビが目に見えないくらいのほんの少しだけ食べてしまったとしても、ほとんどの場合は問題ないと言われています。

この記事で紹介したカビ対策や保存容器を使って、お米がカビにやられないようにしっかり保管していきましょう。

 

 


この記事で紹介している新米・新之助

<冷めても温め直しても、いつ食べてもおいしい 新しい新潟米>
大粒で少し硬めですが粘りが強く豊潤な甘みとコクの食べ応えあるお米です。
長期間の保存や冷めたり、電子レンジで温め直してもおいしいをキープできるように開発された新しい新潟米です。
新之助は生産・出荷の段階で品質、おいしさのチェックをしています。選ばれたお米だけをお届けしてます。

先日の日テレ、朝の情報番組ZIPでも紹介され、水卜アナが美味しそうに食べていらっしゃいましたよ。


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